№11 平成20年度賃金統計
2009.10.24 平成21年度賃金統計/厚生労働省大臣官房統計情報部
平成20年度の企業規模別の賃金をみると、男性では、大企業が381.8千円、中企業が324.6千円(大企業の賃金を100とすると85)、小企業が294.9千円(同77)、女性では、大企業が251.0千円、中企業が225.4円(同90)、小企業が207.7千円(同83)となっています。
前年と比べると、大企業では、男性が3.1%、女性が0.4%それぞれ低下し、男女とも前年を下回っています。
賃金がピークとなる年齢階級を企業規模別にみると、男性では、大企業及び中企業が50~54歳で、大企業501.5千円(20~24歳の賃金を100とすると237)、中企業419.1千円(同205)、小企業が45~49歳で346.0千円(同177)となっています。女性でピークとなっているのは、いずれの企業規模も40~44歳で、大企業289.8千円(同144)、中企業250.8千円(同130)、小企業222.3千円(同125)となっており、男性に比べ年齢階級間格差は小さくなっています。
また、産業別の賃金をみると、男性では、金融・保険業(463.5千円)が最も高く、次いで教育,学習支援業(434.1千円)となり、飲食店,宿泊業(277.6千円)が最も低くなっています。女性では、教育,学習支援業(294.5千円)が最も高く、飲食店,宿泊業(188.4千円)が最も低くなっています。
雇用形態別の賃金をみると、正社員・正職員316.5千円(平均40.4歳、勤続12.5年)、正社員・正職員以外194.8千円(平均43.8 歳、勤続6.3年)となっています。男女別にみると、男性では、正社員・正職員345.3千円(前年比0.6%減)、正社員・正職員以外224.0千円(同 0.1%減)、女性では、正社員・正職員243.9千円(同0.2%増)、正社員・正職員以外170.5千円(同1.0%増)となっています。
(完)