№47 国税庁:平成23年分民間給与実態統計
2012.09.28 国税庁:平成23年分民間給与実態統計
民間の給与所得者(パート、アルバイト、正規・非正規等の区分はしていない。)を対象とした平成23年12月31日現在の民間給与実態の統計が国税庁から公表されました。
(1)給与所得者数・給与総額
給与所得者数は、5,427万人(対前年比0.2%増、12万人の増加)で、平成23年中に民間の事業所が支払った給与の総額は195兆7,997億円(同0.7%増、1兆4,274億円の増加)、源泉徴収した所得税額は8兆780億円(同7.7%増、5,771億円の増加)となっています。
民間の事業所に1年を通じて勤務した給与所得者数は、4, 566万人(対前年比0.3%増、14万人の増加)で、これを男女別にみると、男性2,731万人(同0.1%増、2万人の増加)、女性1,835万人(同0.6%増、12万人の増加)となっています。また、給与総額は、186兆7,459億円 (同0.4%減、7,996億円の減少)となっています。
(2)平均給与額・平均賞与額
平均給与は、409万円(対前年比0.7%減、3万円の減少)で、男性504万円、女性268万円となっており、平均給与の内訳は、平均給料手当が350万円(同1.2%減、4万円の減少。男性428万円、女性233万円)、平均賞与が59万円(同2.1%増、1万2千円の増加。男性76万円、女性35万円)となっています。
また、平均給料手当に対する平均賞与の割合(賞与割合)は、17.0%(同0.6%増)で、男性17.7%、女性15.0%となっています。
(3)業種別の平均給与
業種別にみた平均給与の多い順位は、1位が電気・ガス・熱供給・水道業の713万円、2位が金融業・保険業の577万円、3位が情報通信業の570万円となっています。逆に、少ない順位は、1位が宿泊業・飲食サービス業の230万円、2位が農林水産・鉱業の284万円、3位がサービス業の322万円となっています。パート・アルバイトを含んだ統計のため非正規社員の多い業種の平均給与は少額となる傾向が見受けられます。
詳細は国税庁HPでご確認ください。
(完)